里美の里さがし

20代女子ひとり、福岡のはずれの村に移住して。

初秋から冬へ~ふと気づくと師走~

前回の投稿から早4ヵ月も経ってしまいました。
ブログの最後にお知らせしていた竹棚田ライトアップは無事に開催終了。
詳細はぜひ、岩屋キャンプ場Instagramtwitter、HPをご覧ください。

さて、今回は9月から11月までの出来事をダイジェストでご紹介します。
まずは今さらながらではありますが、稲刈りの話題。

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9月中旬頃、早いところでは稲刈りが始まっている竹棚田です。
青々としたグラデーションが名残惜しく稲刈りを体験する前に岩屋神社の見晴らし岩から撮影。こちらでは「夢つくし」や「つくしろまん」など数種類のお米が作られています。

2年前は手刈りでの稲刈りを体験させていただきましたが、今回はなんと!初めてコンバインに乗せていただきました!

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棚田を管理する上で苦労することの一つに、一枚一枚の圃場の狭さが挙げられます。中山間地になるため傾斜も多く、時間と手間と技術が必要になるのです。
中には、こんなに狭くて急こう配な坂道も。

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私はというと、安全で刈りやすい場所をやらせていただきました。
美味しいとこどりです。

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この日は約3時間かけて2枚の圃場を稲刈りしました。
エンジンをかけて刈取部の高さを調整、ハンドルを操作して前進。
稲の列を確認しながら前に進み、端までたどり着いたらUターン。・・・バックブザーの音にびっくり。
本当に貴重な体験でした。

ご指導いただいた方は兼業農家さんで、農繁期はまだほの暗い明け方から作業を始め、さらに仕事後も残りの作業を行っているということです。

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こうして出来上がった棚田米。
艶やかで神々しささえ感じられます。

 

稲刈りが終わると、本格的に竹棚田ライトアップの準備に。

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地域住民の皆さんと石積みの草刈りをしました!
展望台周辺もすっきり。

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県内各地からボランティアの方も来られて竹オブジェの設置とステージ設営。
夕暮れ近くまでの野外でのイベント準備は学生時代を思わせるようでした。

そしてちょうどその頃、2年前に菌打ちをした椎茸が収穫時期に。

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菌がしっかりと原木に根付いたため、さらに全体へ広げるために本伏せの工程に移ります。「6乾4湿」と言って雨はあたるものの風通しのいい場所に立てかけるのがよく育つポイントだということです。

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立てかける木は傷をつけないように竹で保護。
村の皆さんの手際の良さと自然への配慮には感動してばかりです。
ちなみに、この榾木にはこれから3年~5年ほど毎年春と秋にポコポコと椎茸が出てくるそうです!

――収穫が終わり、紅葉狩りを楽しむ頃には冬支度が始まります。
本日、東峰村添田町の境にある釈迦ヶ岳山頂(標高844m)では降雪も見られたようです。皆さんも暖かくしてお過ごしください。

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それでは、また!