里美の里さがし

20代女子ひとり、福岡のはずれの村に移住して。

3施設オープン1周年~スタッフたちの思い~

こんにちは。
関東や東海地方で記録的大雨が降り、こちらでも大雨に対する警戒が高まっています。皆さんの無事を心からお祈りします。

 

さて、私が関わっている竹棚田の景観保全を目的としたプロジェクトは、昨年の夏から村から独立して動くようになり約1年が経過しました。
ここで少し近況などを紹介したいと思います。

 

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以前のブログでも紹介しましたが、今行っているプロジェクトは、キャンプ場と古民家宿泊施設、カフェを運営して、その売上げを棚田の景観保全に活用するというものです。昨年の7月から3施設の運営が始まり、私自身とても周りの変化を感じています!

まずは、竹地区に訪れる方たちの幅が広がったこと。
もともとのファンの皆さんはもちろん、オープンをきっかけに知ったという方々にも足を運んでいただけてとても嬉しく思っています!

そして、雇用が生まれたこと。
正直この点は、プロジェクトが始まった当初からずっと心配していたことでした。
施設のある竹地区の世帯数は31、高齢化率は約54%で人口減少が著しい地域となっています。まだまだ現役で兼業農家として働いていらっしゃる方が多く、施設を管理する余地などないのでは・・?と不安に思っていましたが、「地元のためだったら」と多くの方が協力してくださっています。
また、Uターンで戻ってこられた方がおられたり地元の高校生が管理のお手伝いをしてくれたりと、スタッフの年齢層も広がり、東峰村のつながりの深さに改めて魅力を感じました。

 

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先日行われた運営団体の会合では、地域の更なる魅力開発に向けた計画などが話し合われました。竹棚田PRのために様々な観点からアプローチしていこうと具体的なアイデアなどがそれぞれから提案され、建設的な意見が飛び交っていました。

 

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このプロジェクトを進めていく中で何度も繰り返し唱えられているのが、「竹棚田の景観保全」です。守り続けるのには変化が伴いとても苦しい瞬間も時にはありますが、この風景を目にすると、私たちも守られているのだと感じます。
そして、この感覚を多くの方に広め、未来の子供たちにもこの風景を味わってほしいというのがプロジェクトを進めるスタッフたちの思いです。

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岩屋キャンプ場管理棟の竹棚田写真


岩屋キャンプ場では、見学も自由に行っていただけます!
お越しになった際はぜひ竹棚田の展望台まで足をお運びください。

それでは、また!