登山記録~英彦山~
こんにちは。
先日初めて「英彦山(ひこさん)」に登ったので紹介させていただきます。
英彦山(ひこさん)は、福岡県添田町と大分県中津市にまたがる標高1,199mの山です。霊山の一つとして崇敬されていて、かつては多くの山伏たちが修行に訪れていたそうです。私が登ったこの日も消防士の方たちが鍛錬に来られていました!
別所駐車場登山口から歩いて約15分の場所に英彦山神宮奉幣殿があり、まずはそちらで参拝できるようになっています。
修験道の特徴ともいえる石段。
太宰府市の宝満山など、修験道となっている山を登るときには毎回この石段を作った山伏たちに頭が下がります。
先人たちの恩恵にあずかりながら山頂を目指します!
山頂手前の中岳には上津宮があります。
そこから約300m進み山頂の南岳に到着しました!
ご褒美のコーヒーは欠かせませんね。
テーブルとベンチがあったのでゆっくりできました。
体力も回復でき、せっかくなのでぐるっと一回りしてみようと先へ進むことに。
途中周辺の山々を一望できるスポットがあり、とても気持ちよかったです。
目に入る山の名前を言えるようになったらかっこいいなーと思いつつ、何だか冒険家になったような気分で眺めました。
さらに1kmちょっと進むと、「鬼杉(おにすぎ)」と呼ばれる巨木がありました。
奈良時代から生育しているもので、木の周囲は12.4m。国の天然記念物に指定されているそうです。
さらに3kmほど進むと・・・
まるで、東峰村の岩屋神社のような神社がありました!
こちらは、「英彦山玉屋神社」というものです。
英彦山には修行のための窟が49ヶ所あるということですが、中でもこちらの玉屋窟は英彦山(彦山)の始まりといわれているそうです。
岩屋神社も耶馬日田英彦山国定公園内に位置していますが、こちらの神社を実際に目にしてみて、改めて実感として繋がりを感じました!
岩屋神社にもある「宝珠」という人々を救う不思議な力を持つ珠の逸話もあるようですよ。
帰り道は鹿に遭遇し、ちょっとヒヤリとしましたが無事に下山できました。
村ではよく見かけますが、山で会うとちょっと怖いものですね。
またどこかに登ったら紹介させていただきます。
それでは、また!
竹地区の年越し準備〜もちつきと蕎麦打ちを体験〜
こんにちは。
30日から雪が降り続いて各地で積もっていますね。
帰省やお出かけには少し不便ですが、雪景色には気分が上がります。
さて、今回は先日竹地区の方の年越し準備にご一緒させていただいたので紹介させていただきます。
まずは、餅つき
おじゃましたのは、以前のブログでも紹介した、東峰村の山に詳しい昭徳さんのお宅。
昭徳さんはお米作りはもちろん、椎茸作り、お茶摘みなどと昔ながらの里山暮らしを実践されています。
「せんでもよかとばってんね~」というのが昭徳さんの口癖ですが、その言葉の奥に竹地区での暮らしを大切にされている姿勢の良さを感じます。
餅つきも毎年杵と臼でついて、家に飾る用とご実家に渡す用を準備しているそうです。
お子さんが小さいときは、もちに手形をつけておじいちゃんとおばあちゃんに成長ぶりを見てもらっていたそうですよ。
そして、そば打ちの方法も教えていただきました!
このそばは、古民家ヴィラあんたげの周辺に咲いていた赤そばです。
花が終わった後に収穫して実を取り、そば粉にされました!
この日はこちらのそば粉のみで十割そばをつくりましたよ。
そば打ちの手順は大きく4工程
①そば粉にまんべんなく水を含ませる
②ひとつにまとめ、空気を抜くようにこねる
③厚さが均一になるように四角にのばす
④幅を揃えて切る
そして完成したのが、こちらのそば!
幅もばらばらで見るに堪えないですが、、初めてのそば打ち体験に感動!
来年に向けての験担ぎもできました!
今年はコロナウイルスに翻弄された1年でしたが、一度立ち止まったことできっと来年はいい年になるはず。
皆様が良い年を迎えられますように。
来年もよろしくお願いいたします!
東峰村で芋ほり体験~竹棚田の未来のために~
こんにちは。
最近は次第に寒さが深まってきましたね。
もみじや公孫樹がだいぶ色づき紅葉の時期になりました。
さて、今回は11月1日(日)に行われた竹棚田の芋ほり体験を紹介します!
この芋ほり体験は、棚田の景観保全に努める東峰村棚田まもり隊の皆さんが主催したもので、今回で2回目の開催となります。
耕作放棄地となっていた圃場を畑として復活させ、そこで育てた芋を使って焼酎をつくろうという取り組みの一環。1日は県内各地からおよそ150人の参加者が集まりました。
収穫した芋の品種は、紅はるかと黄金千貫(こがねせんがん)です。
紅はるかは糖度が高く焼き芋にぴったりのさつまいも、一方で黄金千貫はデンプン質が多く、焼酎の原料として人気の品種だそうです。
初開催だった昨年は2品種合わせて約1.3トン収穫!
今年はどうなるかとドキドキしていましたが・・・
各畑で土の中からわんさかサツマイモが!
そして、サイズも大ぶりのものが多く、棚田まもり隊の方によると昨年を上回る収穫量だったようです。
参加した子供たちは、連なった芋の多さに苦戦しながらも力を振り絞ってたくさん収穫していましたよ。
大きな芋を掘り出せた時の笑顔が何とも可愛かったです!
芋ほりの後は、地元の方たちが用意してくださった豚汁と今年穫れたばかりの新米で腹ごしらえ!
高菜漬けやらっきょう、柚子胡椒など地元産の食材も並び、お腹も心も東峰村で満たされました。
そして後日、収穫した芋は酒造場に出荷されました。
完成は2月末頃だということです。出来上がりが楽しみですね。
去年つくった焼酎は好評で、キャンプ場のみでの限定販売でしたが、現在売り切れ寸前となっています。
東峰村のふるさと納税にも登録準備中で、より多くの皆さんのお手に届きやすくなるかと思いますのでよろしくお願いいたします!
それでは、また!
登山記録~韓国岳~
こんにちは。
先日、宮崎県と鹿児島県にまたがる「韓国岳(からくにだけ)」に登ってきたので
少しご紹介させていただきます。
韓国岳(からくにだけ)は、約20の火山群からなる霧島山の中で最高峰の標高1,700mを誇る山で、韓国まで見渡せることからその名がついたと言われています。
登山スケジュールは以下の通りです。
※コロナ対策としてできる限り他の登山客の方々との接触を避けて登山しました。
4:56 韓国岳登山口出発
5:18 えびの岳で朝日を迎える
8:29 韓国岳登頂
10:20 韓国岳登山口到着
登山口はすでに標高1,200mの高さなので、半袖では寒さを感じるほどの気温でした。
歩き始めて約20分、ホカホカと暑くなってきたところで最初の目的地えびの岳に登頂。
朝焼けがとても美しく、某アウトドアブランドのロゴを彷彿させるような景色でした!
韓国岳越しの朝日。
とてもエネルギーをもらいました。
コーヒーを飲みながらひと休みして、いざ韓国岳へ。
最初は登りやすい道のりでしたが、山頂が近づくにつれ傾斜も激しくなり、残り700mあたりで続いた階段にはちょっと悲鳴をあげてしまいました。
さらに登ると、霧島山にある火口湖で最も高い位置にある「大浪池」を臨むことができました!
雲一つない晴天ですっきり。
とても雄大な景色にそれまでの疲れは吹き飛びました。
そして、もう一踏ん張り・・・
韓国岳頂上に到着!
この日は、数年に一度大雨が降った後に現れる"幻の湖"も見られました!
緑色に透き通った色でとても美しかったです。
ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
これまで、標高1,700mにもなる山には登ったことがなかったので、無事に登れたことにまずは感動。
そして、山頂からの眺望はもちろんそれまでの道のりの中で、自然が織りなす美しい風景を肌で感じ取ることができてとっても気持ちよかったです!
ここからは、韓国岳下山後に伺ったところを少し紹介していきます。
アウトドアステーション えびの
道の駅えびのに隣接した施設。えびの市内で体験できるアクティビティの案内所で、今年5月にリニューアルオープンされたそうです。
中にはカフェもあり、フラッペが最高に美味しかったです!
絵とおしりぱんとコーヒーのお店 HANNAH
築90年の馬小屋をリノベーションしてオープンされたギャラリーとカフェのお店。
店主の奥様が画家をされていて、店内に飾られている絵画はとても色鮮やかでパッと心が明るくなる作品でした。
コーヒーには一杯ずつ手書きイラストも!
ときめきがたくさんつまったお店でした。
小林 地どりの里
翌日、ランチで行ったお食事処。
席は全て 離れ にあって、個室 (or半個室)となっているのでゆったりくつろげます。
メニューは地鶏とたまごがメインとなっていて、目移りするほど充実。チキン南蛮を目当てに行ったのですが、メニュー表を見て気持ちが揺らぐほどでした。
ボリューミーで、味もとーっても美味しかったです!
まだまだ紹介したいところはありますが、今回はここまで。
宮崎旅とても楽しかったです。
次はどこに登りましょう・・!
それでは、また!
東峰テレビに出演~豪雨から3年~
こんにちは。
先週から断続的に強い雨が降り続き不安な日々が続いていますね。
熊本県を始め、大分、福岡で多くの方が犠牲となり大変心が痛みます。
東峰村でも警戒レベル4(避難指示)が発令されるほど激しい雨が降り、岩屋キャンプ場は一時閉鎖しました。
ここ数年、毎年のように大雨の被害が出ていてこの時期の雨はとても気がかりですね。
東峰村も例外ではなく、3年前の九州北部豪雨では甚大な被害を受けています。
7月5日(日)には追悼式が行われ、村のケーブルテレビ局 東峰テレビでは特集が組まれました。
東峰テレビは、地域活性化を目的として10年前に開局したケーブルテレビ局です。
村民をはじめ、全国各地に「住民ディレクター」がおり、日々のお知らせや企画番組、特集などを放送しています。
5日の放送には私も初めて出演させていただきました!
ゲストとして一緒に出演させていただいたのは、岩屋キャンプ場の管理人であり、岩屋神社総代の熊谷武夫さん、そして、写真にもあるように、とにかく!"山に詳しい"梶原昭徳さんです。
当時の様子などを映像で振り返り、お二人からはその時の状況などを聞かせていただきました。普段からよくお世話になっているお二人ですが、被災した時の話をしっかりと聞いたのは初めてで、どれだけ悲しい思いをされたのか、想像するだけでも胸が締めつけられました。
しかし、悲しんでばかりではいられないと気丈に振る舞っておられる姿を見ると、とても勇気やパワーをいただけます。
(岩屋キャンプ場の管理でもとても頼りにさせてもらっています。笑)
私たちの他にも、村内外で東峰村のために活躍されている方々が沢山出演され、皆さんの絆を感じることができました!
日ごろからのこうした交流が防災にもつながっているんだと思います。
梅雨明けはまだ少し先になりそうですが、皆様もどうかご無事で。
お気をつけ下さい。
それでは、また!
竹棚田プロジェクト着任1年~新施設もオープン間近に~
こんにちは。
前回の記事から早くも2ヶ月が経ち、その間に目まぐるしく社会や周りの状況が変わりました。皆さんはいかがお過ごしですか?健やかに過ごされていたら幸いです。
さて、私は東峰村の地域おこし協力隊に着任して1年が経ちました。
どんなことがあったかなーと思い返してみると、キャンプ場のオープン準備から始まり、棚田の火祭り、そしてキャンプ場オープン、稲刈り体験、棚田ライトアップ、炭焼き、古民家ヴィラと里山レストランのオープン準備等と、本当にいろんなことを経験させてもらえているなと実感します。
そして今、最も力を入れているのは、古民家ヴィラと里山レストランのオープン。
ようやく名称も決定しました!
まずは、古民家ヴィラ 「あんたげ」
「あんたげ」とは、この地域の方言で「あなたのお家」を意味します。
あなたの家と思ってゆったりとくつろいでほしい!という思いで名付けられました。1日1組限定で利用でき、和室からの里山風景と広々としたお風呂、そして月見台から眺める星空・・・ここに住みたくなるほど魅力的な場所です!
そして、里山レストラン 「棚田屋」
棚田の風景と里山料理を存分に味わってもらえるよう現在メニューなどを考案中で、古民家をパカーンと開いたような新しいデザインにも注目です!
一面ガラス張りになっているので、まるで外と中が一体になったような、、そんな所で地元の方たちが作った里山料理を食べるのはとても心地よさそうだなー・・と妄想が膨らみます。
建物の中だけでなく、その周りの景観もオープンに向けて準備中。
古民家ヴィラの周りは、少し前までは菜の花が咲いていましたが今は終わってしまったので、次は何を植えるか、1年間のほ場のスケジュール、手入れ方法などを地元の方たちと話し合っています。
お花を植えるか、野菜を育てるか、こちらもまたいろんな妄想が膨らんで、少しずつ実現に進んでいくのが楽しみでもあり、初めてのことなので少し心配もあります。どんな景色が広がるかなー・・・お楽しみに。
最後に、岩屋キャンプ場からも嬉しいニュースです。
ついに、テントサイトのトイレが新しくなりました!
壁には沖縄生まれの花ブロックが使用されていて、柔らかい光を中へ取り込むようになっているそうです。
洋式の水洗トイレなので、小さいお子様も利用しやすくなりました!
写真はまだ完成前のものですが、防犯面も考慮されてつくられています。
約30世帯80人、高齢化率も45%を超える地域で進めているプロジェクト。改めて、地域の方たちの地元に対する熱量と繋がりの深さを感じます。
私が地域おこし協力隊を始めることになって出会った言葉に「使命感」という言葉があります。最初は着任前に、そして竹地区でも。
大きなことはできませんが、少しでも役に立つことができていればいいなと思います。
3月から同じプロジェクトを担当する協力隊の方が2名来られて、さらに賑やかになりました!これからも応援よろしくお願いします。
それでは、また!
自然体験活動の資格を取得しました~NEALリーダー~
こんにちは。
東峰村地域おこし協力隊の江島里美です。
今回は最近取得した資格について紹介したいと思います。
タイトルにも記載した通り先月NEALリーダーという資格の講習を受講してきました。
NEALリーダーとは自然体験活動指導者のことで、
自然の知識や土地の伝統文化など様々な要素を交えながら体験活動を行い、子供たちの「生きる力」を育む人を指します。
全国各地で養成講習は開かれていて、私は1月に福岡県の夜須高原青少年自然の家で実施された講習会に参加してきました。
日程は三日間で、スケジュールは以下の通りです。
≪1日目≫
・青少年教育における自然体験活動について 講師 井上 智朗さん
・自然体験活動の技術(インタープリテーション) 講師 須田 淳さん
・自然体験活動の技術(プロジェクトラーニングツリー) 講師 前田 秀敏さん
≪2日目≫
・自然体験活動の特質・指導(プロジェクトラーニングツリー)講師 前田 秀敏さん
・自然体験活動の安全管理・技術(ブッシュクラフト) 講師 三浦 靖司さん
≪3日目≫
・対象者理解について 講師 三浦 靖司さん
・認定試験
「カミキリ虫は木を傷つけるイメージがあるけど、それは一部のカミキリ虫でほとんどは枯れ木を食べるんですよ」
「フンコロガシは同じ種類だとしても地域によって色が違うんです」
「植物たちは"根"で会話をしているんですよ」
そうなんだ!なるほど!と思うことがたくさんあり、終始ワクワクの連続でした。
そして、視覚や聴覚など五感で伝えることの大切さを改めて実感。
「体験したことは理解できる。発見したことは身につく。」
という言葉がとても心に残り、先生方の自然に対する熱量を感じ取ることができました。知れば知るほど知らないことに気づいていく感覚がとっても楽しかったです。
日頃自然の中に身を置いて仕事をしていますが、こうやってじっくり観察するということはなかなかできません。
岩屋キャンプ場の植物をすべて見分けられて、昆虫や鳴いている鳥たちのことを説明できるとどれほどかっこいいんだろ~…と夢ばっかりみていましたが、まずはコツコツ、観察の目を養っていきたいと思います♪
最後に、メディア情報です。
本日2月27日の西日本新聞「われら協力隊」というコーナーで活動内容などを紹介していただきました。
とても素敵にまとめてくださっているのでよかったらご覧ください。
また、現在私が担当している「竹棚田景観保全プロジェクト」が様々な雑誌に掲載されます。
・九州ウォーカー 3月19日発行
・ことりっぷ 3月号
・JAL 3月機内誌
・ANA 3月機内誌
こちらもぜひ、ご覧ください!
それでは、また。