地域おこし協力隊任期満了~これまでとこれから~
こんにちは。
夏の気配が濃くなり、行楽にもぴったりなシーズンとなりましたね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、タイトルにもあるように4月をもって東峰村地域おこし協力隊を卒業しました。宿泊施設とカフェのオープン、管理運営がミッション内容で、竹棚田の景観保全を目的としたものでした。
2019年5月に着任し、3年間。
長いような短いような、しかし確実に何か大きな壁をよじ登ったような感覚があります。着任前から今に至り支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
これからの活動ですが、引き続き3施設の管理運営と竹棚田の景観保全イベントに携わっていきます。これからもこの地域と関わっていけることは何よりも嬉しく、ほっとしています。
なお、法人竹棚田の動きとして今年度は宿泊施設の改善やワーケーションなどの宿泊プラン策定、里山カフェ棚田屋のリニューアルオープンなどが予定されています!お楽しみに。
それでは引き続き応援よろしくお願い致します!
嘉麻ヒュッゲツアー~自然と食の癒し旅~
こんにちは。
菜の花や梅、桃の花が咲き誇りすっかり春になりました。
暖かい日と肌寒い日と、気温の変化が著しいですが皆さん体調はいかがでしょうか。しかし、季節が暖かい方に向かうのは嬉しいものですね。
さて、少し前に嘉麻市で行われたモニターツアーに参加させていただいたのでご紹介します♪
参加させていただいたのは、「嘉麻ヒュッゲツアー」
スケジュールは、
博多駅筑紫口 (9:40出発)
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大里酒造見学
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sleepy cafe nicoで食事
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sleepy cafe nico屋外にて森林体験
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道の駅うすい
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博多駅筑紫口 (17:00到着)
嘉麻市の自然と食を満喫できるバスツアーです!
まずは、大里酒造見学(嘉麻市大隈551/Instagram @kurodabushi96)
1835年創業の酒蔵で、代表銘柄「黒田武士」をはじめとして様々なお酒を製造しています。
酒造場に入ってすぐ目に飛び込んできたのがこちらの巨大な機械。
日本酒の製造過程の中で仕上げ部分にあたる「上槽(じょうそう)」という工程で使用される機械だそうで、酒と酒粕とを分ける圧搾機だそうです。
かなりの圧力をかけてもろみを搾ることで透き通った色の日本酒になり、風味も洗練されたものになるそうです!
見学の後は試飲タイム♪
左から、チョコレートリキュール、にごり酒、黒田武士の大吟醸酒です。
伝統的な商品はもちろん、新商品開発にも力を入れられていてチョコレートリキュールは女性ウケ抜群のお酒でした!
にごり酒は「ネクターを混ぜると飲みやすく美味しいですよ♪」などとひと味違う飲み方を紹介していただき、大好評!
そして、大里酒造を代表する黒田武士大吟醸酒は、一口飲むと口をつぐんで静かに頷きたくなるほどの美味しさ。
水、お米、造りあげる工程、全てに真心を込めて製造された一品です。
続いて伺ったのが、
sleepy cafe nico (嘉麻市嘉麻市屏1658-2/Instagram @sleepy.cafe.nico_mirei)
キャンプ場を併設したカフェで、嘉穂アルプスの麓の何とも心地よい場所に位置しています♪
こちらでは、福岡市平尾に店を構える小料理とステーキ「清喜」のシェフが手がけたコースメニューをいただきました!
「白木牧場(嘉麻市)の特別牛乳と嘉麻産カブのスープ」
「特濃トマトといろいろ野菜のチョップドサラダ」
嘉麻産食材をふんだんに使った絶品メニューです。
サラダには、大里酒造の酒粕が混ぜてあり新感覚の美味しさでした。
そして、私もこの日初めて知ったのですが、なんと嘉麻市には絶品牛肉の2大ブランドがあるんです!
生後25ヶ月の若いメス牛のみを厳選した「赤崎牛」と西日本地区の食肉品評会で金賞を受賞した「嘉穂牛」。
この日は贅沢にも赤崎牛と嘉穂牛の盛り合わせをいただきました。
口の中でうまみがとろける感覚が忘れられません。
ランチの後はカフェ近隣の森の中でヒュッゲタイム。
「ヒュッゲ」とはデンマーク語で「居心地のいい空間」や「楽しい時間」を意味する言葉で、ゆったりとリラックスすることを指します。
焚火を囲みながら焼きリンゴをいただいたり、マシュマロを焼いたり、薪割り体験をしたり・・・あるいは、静かに目を閉じて葉っぱの揺れる音、川のせせらぎ、鳥の鳴き声に耳をすませたり、まったりと穏やかな時間を過ごしました。
焼きリンゴを用意してくださったのは、嘉麻市漆生にある稲穂商店さん。
小麦粉を使わず地元の無農薬栽培の米粉をベースに"ギルトフリー(罪悪感のない)"なお菓子を展開されています。アレルギーを持った子供たちも安心してお菓子を食べられるようにと商品を開発されているそうです。(Instagramu @guiltfree_inahoshoten)
最後に道の駅うすいでお買い物をしてツアーは終了♪
東峰村からもすぐ近くの嘉麻市ですが、今まで知らなかった魅力を再発見できたツアーでした。そして何より、至れり尽くせりなサービスに大満足♪
バスツアーって何て贅沢なの!感動です。
昨年11月に「アウトドアシティ宣言」を発表した嘉麻市。デンマークのシルケボー市と連携協定を結び、新たな視点から嘉麻市の自然を生かしたまちづくりを進めていくということです!
今回のバスツアーも、ありのままの嘉麻市を満喫できるとても素敵なツアーでした♪本格的にツアーが始動したら皆さんもぜひ参加されてみてください!
お土産もたくさんいただきました♪
それでは、また!
東峰村の山で登り納め~浅間山・岳滅鬼山・宝珠山・釈迦ヶ岳~
こんにちは。
慌ただしくも年の瀬となりました。
先日、東峰村の山で登り納めをしてきましたのでご紹介します。
まずは、浅間山~岳滅鬼山コース
登山口の前に駐車スペースがあり、そこから登ることができます。
少し分かりにくいですが、看板横の道が登山口です。
若干不安が募りつつもいざスタート。
浅間山までは急斜面をひたすら上り!
意外とハードな道のりでした。
約1時間で浅間山山頂(831.4m)に登頂!
山と山の間にあるのが東峰村です。
続いて、岳滅鬼山へ。
途中には筑前と豊前、豊後の国境となる三国石がありました!
その付近にはスネフリ岩というものがあり、筑前と豊後の境界争いの民話にちなんでいるそうです。
それからさらに1時間程歩き岳滅鬼山山頂(1036.7m)へ!
ここまでの道のりは比較的緩やかで森を満喫することができました♪
そして、山頂で水炊き!
格別に美味しかったです!
下山途中、「宝珠山(869m)」に寄り道。
由来は謎ですが、ちょっと嬉しかったです。
浅間山~岳滅鬼山コースはややハードでしたが、自然のアスレチック感がありとても楽しかったです!紅葉の時期も綺麗そう♪
さて、続いては釈迦ヶ岳!
こちらも登山口付近に駐車できます。
道のりは浅間山同様急坂となっていましたが、アスレチック感満載!
30分弱で登頂し、見晴らしも最高でした♪
帰りは道を間違えて行きの2倍程時間がかかりましたが無事に下山!
下山してすぐ雨が降り始めたのでセーフでした。
こちらもまた天気のいい日に登りたい山です。
ご来光を拝みに行くのもいいですね。
移住して以来ずっと登りたかった山。
ようやく登頂できて大満足です。
来年もいい年になりますように!
皆様も良いお年をお迎えください。
それでは、また!
初秋から冬へ~ふと気づくと師走~
前回の投稿から早4ヵ月も経ってしまいました。
ブログの最後にお知らせしていた竹棚田ライトアップは無事に開催終了。
詳細はぜひ、岩屋キャンプ場Instagramとtwitter、HPをご覧ください。
さて、今回は9月から11月までの出来事をダイジェストでご紹介します。
まずは今さらながらではありますが、稲刈りの話題。
9月中旬頃、早いところでは稲刈りが始まっている竹棚田です。
青々としたグラデーションが名残惜しく稲刈りを体験する前に岩屋神社の見晴らし岩から撮影。こちらでは「夢つくし」や「つくしろまん」など数種類のお米が作られています。
2年前は手刈りでの稲刈りを体験させていただきましたが、今回はなんと!初めてコンバインに乗せていただきました!
棚田を管理する上で苦労することの一つに、一枚一枚の圃場の狭さが挙げられます。中山間地になるため傾斜も多く、時間と手間と技術が必要になるのです。
中には、こんなに狭くて急こう配な坂道も。
私はというと、安全で刈りやすい場所をやらせていただきました。
美味しいとこどりです。
この日は約3時間かけて2枚の圃場を稲刈りしました。
エンジンをかけて刈取部の高さを調整、ハンドルを操作して前進。
稲の列を確認しながら前に進み、端までたどり着いたらUターン。・・・バックブザーの音にびっくり。
本当に貴重な体験でした。
ご指導いただいた方は兼業農家さんで、農繁期はまだほの暗い明け方から作業を始め、さらに仕事後も残りの作業を行っているということです。
こうして出来上がった棚田米。
艶やかで神々しささえ感じられます。
稲刈りが終わると、本格的に竹棚田ライトアップの準備に。
地域住民の皆さんと石積みの草刈りをしました!
展望台周辺もすっきり。
県内各地からボランティアの方も来られて竹オブジェの設置とステージ設営。
夕暮れ近くまでの野外でのイベント準備は学生時代を思わせるようでした。
そしてちょうどその頃、2年前に菌打ちをした椎茸が収穫時期に。
菌がしっかりと原木に根付いたため、さらに全体へ広げるために本伏せの工程に移ります。「6乾4湿」と言って雨はあたるものの風通しのいい場所に立てかけるのがよく育つポイントだということです。
立てかける木は傷をつけないように竹で保護。
村の皆さんの手際の良さと自然への配慮には感動してばかりです。
ちなみに、この榾木にはこれから3年~5年ほど毎年春と秋にポコポコと椎茸が出てくるそうです!
――収穫が終わり、紅葉狩りを楽しむ頃には冬支度が始まります。
本日、東峰村と添田町の境にある釈迦ヶ岳山頂(標高844m)では降雪も見られたようです。皆さんも暖かくしてお過ごしください。
それでは、また!
佐賀県へ視察研修~棚田コーディネーターとともに~
こんにちは!
先月、佐賀県の棚田保全への取り組みを視察させていただいたので紹介します。
案内してくださったのは、岩屋キャンプ場のリニューアルオープンの際にコーディネーターとして竹地区におられた阿南喜房さんです。
現在は佐賀県の棚田コーディネーターとして、県内各地の棚田集落の問題解決に取り組んでおられます。
平野のイメージの強い佐賀県ですが、実は20を超える棚田があり棚田地域振興法には11の地域が指定を受けています。
※棚田地域振興法:棚田を農業のみならず多面的に機能させ、維持増進を図ろうと支援体制をまとめたもの。
阿南さんはその中の一つ、小城市小城町の江里山集落に移り住み、ご自身でも棚田を管理されながら、地域住民と共に持続的発展を目指しています。
実は小城町は私の故郷でもあり、阿南さんの着任が決まったときは大興奮でした!
視察の際には、コミュニティラジオ「えびすFM」の番組に出演させていただき、竹棚田とその取り組みについて紹介させていただきました。
また、阿南さんと共に新たに棚田の保全活動を始められたのは小城市出身の方だったんです!このことにもまた大興奮。地元に貢献したいと東京から帰ってこられたそうです!
その後は、佐賀大学院農学研究科の五十嵐勉教授のもとへ。
五十嵐教授も棚田を有する集落に拠点を持ち、担い手不足の解消や観光の促進、鳥獣被害対策など、長年学生たちと様々なプロジェクトに取り組んでおられます!
そしてついに、棚田見学へ。
唐津市相知町にある「蕨野(わらびの)の棚田」へ行ってきました。
こちらも石積みの棚田で、その数は約700枚にも及びます。
中には高さ8.5mにもなる石積みがあり、真横に立ってみるとその迫力に圧倒されました!日本一の高さということです。
棚田の保全は一筋縄ではいきませんが、様々な地域の様々な年代、経歴の人たちが関わることによって、複雑な問題にも取り組むことができるのだと感じました!
お会いくださった皆さんありがとうございます。
ここで、竹棚田からお知らせです♪
毎年恒例になりつつある「竹棚田ライトアップ」と「棚田でCAMP」の開催が決定致しました!
期間は、10月29日(金)~11月7日(日)を予定しています。
※棚田でCAMPの予約受付は9月下旬から開始予定
詳しい情報は随時HPやtwitter、instagramなどでお知らせしていきます!
棚田を見た後はきっとご飯が美味しくなりますよ♪
皆様のお越しをお待ちしております。
それでは、また!
3施設オープン1周年~スタッフたちの思い~
こんにちは。
関東や東海地方で記録的大雨が降り、こちらでも大雨に対する警戒が高まっています。皆さんの無事を心からお祈りします。
さて、私が関わっている竹棚田の景観保全を目的としたプロジェクトは、昨年の夏から村から独立して動くようになり約1年が経過しました。
ここで少し近況などを紹介したいと思います。
以前のブログでも紹介しましたが、今行っているプロジェクトは、キャンプ場と古民家宿泊施設、カフェを運営して、その売上げを棚田の景観保全に活用するというものです。昨年の7月から3施設の運営が始まり、私自身とても周りの変化を感じています!
まずは、竹地区に訪れる方たちの幅が広がったこと。
もともとのファンの皆さんはもちろん、オープンをきっかけに知ったという方々にも足を運んでいただけてとても嬉しく思っています!
そして、雇用が生まれたこと。
正直この点は、プロジェクトが始まった当初からずっと心配していたことでした。
施設のある竹地区の世帯数は31、高齢化率は約54%で人口減少が著しい地域となっています。まだまだ現役で兼業農家として働いていらっしゃる方が多く、施設を管理する余地などないのでは・・?と不安に思っていましたが、「地元のためだったら」と多くの方が協力してくださっています。
また、Uターンで戻ってこられた方がおられたり地元の高校生が管理のお手伝いをしてくれたりと、スタッフの年齢層も広がり、東峰村のつながりの深さに改めて魅力を感じました。
先日行われた運営団体の会合では、地域の更なる魅力開発に向けた計画などが話し合われました。竹棚田PRのために様々な観点からアプローチしていこうと具体的なアイデアなどがそれぞれから提案され、建設的な意見が飛び交っていました。
このプロジェクトを進めていく中で何度も繰り返し唱えられているのが、「竹棚田の景観保全」です。守り続けるのには変化が伴いとても苦しい瞬間も時にはありますが、この風景を目にすると、私たちも守られているのだと感じます。
そして、この感覚を多くの方に広め、未来の子供たちにもこの風景を味わってほしいというのがプロジェクトを進めるスタッフたちの思いです。
岩屋キャンプ場では、見学も自由に行っていただけます!
お越しになった際はぜひ竹棚田の展望台まで足をお運びください。
それでは、また!
周辺のおでかけスポット紹介~ウキハコプレスを片手に散策~
こんにちは。
連休中は皆さんいかがお過ごしでしょうか。
自然を満喫したという方がもしかしたら多くいらっしゃるかもしれませんね。
私もその一人です♪
さて今回は、3月にうきは市とその近隣市町村の情報をまとめた季刊紙「ウキハコプレス」が発行され、早速散策を楽しんできたのでいくつかおでかけスポットを紹介します!
まずお腹ペコペコで伺ったのが、
毎日のパンと喫茶 チゾン (うきは市吉井町鷹取1152-1)
白壁が特徴的で可愛らしい外観のお店。
まるで絵本に登場しそうな佇まいです。
店内にはこだわりのインテリアが並び、物語の中のような空間がつくられていました。一歩中に入ると穏やかに流れる時間の中に身を浸すことができます。
ランチの日替わりプレートは地元食材がふんだんに使われていて、食べ応えも抜群。オーナーさんがお野菜の産地を丁寧に紹介してくださるので心がほっと温まり、安心していただくことができます。
お腹も満たしたところで次に伺ったのは、
MINOU BOOKS & CAFE (福岡県うきは市吉井町1137)
こちら写真がなくて大変申し訳ありませんが、とても素敵な場所です!
「暮らしの本屋」をテーマに本を取り揃えてあり、ジャンルも幅広いので行く度に欲しい本が見つかります。
また、店内にはケーキや焼き菓子の甘い匂いが漂っていて充実感と幸福感を味わえます。
最後にスイーツを求めて伺ったのは、
ソルベッチdoうきは(うきは市浮羽町山北1485)
果樹農家さんが営むジェラート屋さんで、フルーツはもちろん牛乳やお茶、野菜もうきは産を使用されているそうです。
私が食べたのは、「くるみレーズン」と「オリーブ塩ミルク」
色味を考えずオーダーしてしまったので、真っ白になってしまいましたが・・(笑)
言うまでもなく、とても美味しかったです。
レーズンの大きさに驚きました!
ウキハコプレスのページをめくっていると、行きたい場所、食べたいものが次々と見つかり、心が弾む感覚を実感できます。
行きたいお店もたくさんあるし、行ったことがあるお店にもまた行きたいしで、おでかけ欲が尽きません!
掲載エリアのお店に設置されているので、見つけたときはぜひご覧になってみてください♪
それでは、また!